本当の怪物・松坂大輔→三振をあえて取らない理由

【三振を取るより、チームの勝利を追求し続ける進化した怪物・松坂大輔】

9月20日のソフトバンク戦で、今季最多の145球を投げ、見事完投し、自身最多の17勝目を挙げた松坂。
今シーズン、本拠地西武ドームでは「9戦全勝」という、凄まじい成績を残し、
さらに現時点で斉藤和巳を抜き、奪三振は197個でトップ。

う~ん、まさに日本球界のエースです!


さて、みなさん、その松坂選手のコラムが週刊朝日でずっと連載されてるのを知ってました??
これ、毎週本屋で立ち読みしてるんですが(笑)、すごく面白いんです。
だって、怪物・松坂の本音が書いてありますから。


「WBCのこと」「清原との勝負」とか、最新号では「力につなげ」だったっけな?!
これは新守護神・小野寺に対する松坂の本音が書いてありました。


で、そのなかでこいつは本当に凄いと思った文章があります。
題して、『三振を取るのは難しくない』


 松坂大輔の本音
 僕にとって、打者を三振に取るのは、それほど難しいことではありません。
 しかし、三振ばかりを狙っていては、投手の一人相撲になってしまう。
 野手のリズムをつくるためには、打たせて取る投球も必要なんです。


・・・これを読んだとき、なぜ凄いと思ったかというと、この週は清原を4打席連続三振させて、
思わず清原が、『えげつなかった・・でもすごかった・・・』とコメントした週だったんです。
(オリックス打線から14奪三振)


このオリックス戦でなぜ今季最多の14奪三振を取ったのかというと、
これは完全に松坂の意思によるもの、つまり松坂が意図的に三振を狙ったから、
こういう結果になった、ということがコラムを読むとわかりました。


 松坂大輔の本音
 前日のオリックス戦が雨で一時中断になって、試合がかなり長引いたので、
 この日はみんなをあまり疲れさせないようなピッチングをしなければと思い、
 三振を取ることに意識が向いていました。


・・・このコラムを読んでたときに、別のことを思い出しました。
・・・オールスターゲームでの 『オール三振狙い宣言』


なるほど、ここに根拠があったんだなと。


いつもの試合で、けっこうヒットとか打たれるし、バットに当てられてるじゃん!
と、オール三振なんてムリでしょって思ってた自分を遥かに越えたところに松坂はいました。
本当に狙える自信が彼にはあった。

チームから離れ、個人として挑戦できるチャンスに、
自分の内側に隠している才能を爆発させてやろうと思ったんでしょう。


結果としては、いきなりヒットを打たれてしまったわけですが、
つねに進化をし続ける松坂は本当に怪物だなと、改めて実感した瞬間でした。


※野手のリズムを松坂に考えさせたのは、明らかに西口投手でしょう。
 彼のリズム感は抜群であり、西口が登板した試合は、野手が大量点を取る可能性が高く、
 結果として、チームの勝利に結びつく。巨人・上原も同様。

 ずっと前にこのブログで書いた記事 『松坂大輔こそが、真のスーパーエース!?』
 でもわかるように、これは松坂の良い点であると同時に弱点でもあったわけです。

 それをあっさり克服してくるあたり、やはりタダモノではないことがわかります。
 (今年は援護点もけっこう多いです)



▲このページのトップへ